銀行の種類

ダイレクトバンキング、ネット銀行、インターネット支店・・・、インターネットと銀行に関わる言葉だけでも似たような言葉がいくつかあり、混同されて使われていることもあるようです。ダイレクトバンキングとは、実在の銀行のサービスのひとつです。パソコンや携帯電話からその銀行のインターネット上のホームページに接続し、銀行取引ができるというサービスです。インターネット支店とは、本店に対して「新宿支店」「渋谷支店」と同じような、インターネット上のバーチャルな支店です。遠隔地にあっても銀行と取引ができるという利点があります。

銀行を種類別に分けると、普通銀行と信託銀行にわかれます。私達が「銀行」という場合、一般的に普通銀行を指すことが多いのですが、普通銀行とは銀行法に基づいて預金の受入、資金の貸付、為替の取引などの業務を行っている株式会社です。こうした銀行業務を行う企業は名前に「○○銀行」と付けなければならないと、規定されています。普通銀行は都市銀行と地方銀行、第二地方銀行、新たな形態の銀行に区分されます。

都市銀行としてはみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、みずほコーポレートがあり、大都市に本店を置く全国ネットの銀行です。その中でも複数の都市銀行等が合併や統合をすることによって、巨大な資産や収益規模を持ち、大組織となった銀行やそのグループのことを通称「メガバンク」といいます。現在、三菱東京UFJフィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループの3つを日本3大メガバンクと呼んでいます。みずほコーポレートは企業向けです。

地方銀行とは、一般社団法人全国地方銀行協会の会員で各都道府県に本店を置き、地元の人から預金を集めたり、地元企業に融資をしたりと、地元を営業基盤としている銀行です。横浜銀行や千葉銀行、北陸銀行など大抵都市や地方の名前がついていることが多いようですね。

第二地方銀行とは、昔は「相互銀行」と呼ばれていたものが普通銀行へ転換したものです。一般社団法人第二地方銀行協会に属していて、地方に営業基盤を置いています。規模が小さいので経営基盤が弱く、経営破綻したり吸収合併するものが多く、現在は40ほどの銀行がありますが、「トマト銀行」、「きらやか銀行」などと言う名前の銀行もあります。

そして「新たな形態の銀行」、と分類されるものの中にいわゆるネット銀行があります。これは、都市銀行や地方銀行などの伝統的な銀行には分類されない銀行を指す、金融庁の分類用語だそうですが、金融庁は「分類のしようがない」と行き詰ってこんなあいまいな分類名をつけたのか、といつも思ってしまいます。さらに新たな形態の銀行が現れたら、どんな名前を付けるのでしょうか??

ネット銀行には実際の店舗建物は無く、インターネット上の銀行です。日本には2000年ごろに登場した歴史の新しい銀行ですが、人件費や不動産費用が少なくてすむため、普通預金や定期預金の金利が高く、手数料は安く抑えられています。メガバンクなどがこぞって低金利の現在、大変人気があります。金利やサービスのランキングでは常に上位です。ネット銀行が登場したころは、実在の店舗がないため、そのセキュリティに不安を持って敬遠する人が多くいましたが、最近ではどの銀行もその対策に力をいれています。特にジャパンネット銀行では、ここ数年不正アクセスによる不正引き出しなどの被害は出ていないなど、そのセキュリティには定評があります。