ダイレクトバンキングのデメリット

テレフォンバンキングを除いて、インターネットバンキングはもちろん、モバイルバンキングもインターネット上の銀行のデータに接続することで、取引を行います。ですから常にいわゆるサイバー攻撃の目標とされ、脅威にさらされていることになります。

インターネットの記事を見ると「インターネットバンキングでの不正送金の被害は過去最大、2013年に約12億円」などという記事が目につきます。みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行などでも被害が発生しているとのことです。三菱東京UFJダイレクトやみずほダイレクトなど、メガバンクのインターネットバンキングのページを開くと、画面いっぱいに「不正利用が発生しております!」「ダマされないで!」などの文字が目に飛び込んできます。

サイバー攻撃とは、コンピュータシステムやインターネットなどに侵入し、個人データを盗み見て本人になりすまして不正送金を行ったり、データを勝手に改ざんする、標的にしたコンピュータに大量のアクセスを集中させて機能不全にさせるなど、コンピュータやネットワークシステムの機能を犯人に都合の良いように変更したり、破壊することをいいます。特定の組織や個人を狙ったものと、国境を越えて不特定多数を無差別に攻撃するものがあります。立派な犯罪です。その優秀な頭脳を他に使えないものかと思いますが、今や人類が生きていくためには、コンピュータやインターネットが不可欠です。どんなに時代が進んでも、犯罪者と、それを取り締まったり防御システムを考えたりする人とのイタチごっこは無くならないでしょう。

最近でもマイクロソフト社のIE(Internet Explorer:インターネット・エクスプローラー)に「脆弱性」が見つかった、としてネットはもちろん、テレビなどでも繰り返し報道していましたね。IEとは、インターネットに接続するためのソフトで、特にWINDOWSユーザーは、ほとんどこのソフトを使っているのではないでしょうか。「脆弱性」などと言う聞きなれない言葉が使われますが、要するにセキュリティーの一部に脆いところがあり、そこを悪意を持ったウイルスに狙われて侵入されると、自分のコンピュータやネットワークを制御されてしまい、様々な被害をこうむることがあるということです。

この問題はマイクロソフト社が急いで修正プログラムを配布したので、インターネットからダウンロードすることにより自動的にカバーされることとなって、沈静化しました。しかしその間に、世界中のずいぶんたくさんの人が、知らない間に自分の預金を引き下ろされたり、身に覚えのない請求が来たりという被害にあったそうです。

ネットバンキングをしている人にとっては特に重要な問題ですね。対策としては、やはりセキュリティソフトを入れる事でしょう。それも最新の状態になっていなければ意味がありません。次々と新種のウイルスが造られています。セキュリティソフトが古いバージョンのままでは、現在広まっているウイルスに対応できません。それとよく言われる、知らない人や団体などからのメールや添付ファイルを決して開かないこと。パスワードの管理を強化し、パスワード忘れないためにメモ帳に書いたりして、他の人にみられないようにすること。ATMを使う時などに、パスワードを書いたメモを広げて手元に置いて操作するなど、無造作な事をしてはいけません。また、時々はパスワードを変更すること。

預金者がウイルスソフトも入れ、送られてきた添付ファイルを開かない、インターネットでよく知らないサイトに気楽にログインしないなど、日ごろから十分注意していながらも被害にあった場合は、銀行が補償してくれるようになりました。