ネット専用銀行とは?

金融庁の分類用語で「新たな形態の銀行」と分類されるのが、インターネット専業銀行(ネットバンク)です。都市銀行や地方銀行などの、従来からの伝統的な銀行にはない業務形態の銀行を指して言っています。

その大きな特徴と言えば、実在の店舗を持たないでインターネット上だけで銀行業務を取引する、という事でしょう。当然通帳も発行されません。店舗をもたないことで設備費や人件費がかからず、その分、高金利で手数料も低く設定できると言われています。日本にインターネット専業銀行が誕生してからまだ約10年しかたっていないのに、預金残高や口座数ともに、伸び続けているそうです。

2000年に日本で初めてのインターネット専業銀行である「ジャパンネット銀行」が誕生。その後現在では、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行など、8行ほどが競っています。ジャパンネット銀行が開業した10年前には、まだまだインターネットの危険性ばかりが取り沙汰されていましたが、都市銀行など普通銀行の低金利が続いている現在、ネットバンクの高金利、低い手数料は大変魅力的で、あっという間に銀行のランキングの上位を占めるようになりました。

さらに最近では、コンビニ最大手のセブンイレブンや高速道路のサービスエリア、大型ショッピングセンター、駅や病院にまで専用ATMを置いて、その手数料で大きな収益を挙げている「セブン銀行」や、コンビニ・郵便局・都市銀行のATM手数料が無料だったり振込み手数料がとてもお得な新生銀行など、特徴のある銀行が進出してきています。新生銀行はほとんどの海外の都市で取引が出来て、円預金と外貨預金、インターネットバンキングをセットにした総合口座が他にはない特徴でもあります。

しかし、普通銀行もネットバンクの進出に手を拱いているわけにはいきません。店舗型の普通銀行でもインターネットバンキングやネット支店などに力を入れ、本店より高い金利や低い手数料の設定などネット支店独自のサービスを提供しています。そのためもあって、最近では普通銀行とネットバンクとの特徴の差が薄れているとも言われています。

24時間使えて便利なネットバンクですが、店舗がないので現金の取り扱いはATMを使う事が基本です。近くに提携しているATMがないと、かえって不便になってしまいます。住んでいる地域によっては近所のコンビニや銀行のATMでも取引できるかどうか、確認しておいた方がいいですね。