インターネットバンキングは危険?

インターネットバンキングの危険性の一番にあげられるのは、何といってもいわゆる「不正アクセス」ですね。警視庁もインターネット上で注意を喚起しています。不正アクセスとは、送り込まれたウイルスに、ネットバンキングなどに使用しているパソコンや携帯が感染したことにより、銀行のホームページへアクセスする時に入力したIDやパスワードなどの個人情報が、悪意ある第三者に盗み見られてしまい、自分の口座から他人名義の銀行口座へ送金をされてしまったり、知らない間に名前を使われてしまうという犯罪です。

一般の銀行とちがって、ネットバンクは時間に関係なくいつでも自由にインターネット経由で自分の口座にアクセスできます。ATMを利用しなくても、銀行の窓口に行かなくても、自分の口座のページを開けば、様々な銀行取引ができます、その結果もすぐに反映されて確認できます。これがネットバンクの特色でもあり、非常に便利で魅力的なところですね。忙しい人ほど、その便利さはありがたいものです。銀行の就業時間に合わせなくてもよい、番号札を取って自分が呼ばれるまで待たなくてもよい、夜中でもその場で残高確認や振込みなどができる・・・・など、本当に助かります。

しかし、便利であるということは、一方では大きなリスクもあるということです。何かの拍子に自分のIDやパスワードを忘れてしまったら・・・、自分の口座を見ることもできません。パソコンを前に手も足もでない状態となります(コールセンターへ連絡するなどすれば、再発行してもらえますので、なんとかなりますが)。そしてさらに怖いのは、パスワード等を盗み見られてしまって不正アクセスされることです。

最近のサイバー犯罪は大変たくみになったと言われています。そうしてウイルスによる金融被害は増大の一途で、都市銀行や地方銀行、ネットバンクなどが軒並み被害にあっているとのことです。自分のパソコンがウイルスに感染しているとは気が付かず、銀行のホームページ上にログインパスワードやキャッシュカードの暗証番号などを入力するようなニセの画面が表示され、疑問を持たずに入力してしまうという手口です。こうして自分のキャッシュカードを知らない間に使われてしまったり、口座から勝手に他人の口座へ送金されてしまったりするのです。2013年には12億円以上の不正送金があったという事です。

最近では、ウイルスをしこんだ無料のゲームの動画再生ソフトをネット上にばらまき、それに興味を持ってアクセスした人が次々とウイルスに感染した、ということもありました。日本人は金を持っているのに自己防衛本能が低くだまされやすい、と評されているそうです。国内の捜査機関もサイバー犯罪には後れを取っていると言われています。各ネットバンクも、一定時間が経過したら自動的にログアウトされてしまう、HTMLメールに電子署名を付与する、1度使ったパスワードは無効になる、など、セキュリティ対策には力をいれていますが、自分のコンピュータは自分で守らなければなりません。ウイルス対策ソフトを入れ、常に最新の状態に更新しておくとか、不審な画面が表示された場合は自分の個人情報を入力しない、ネット上の新しいソフトなどを不用意にダウンロードしないなど、基本的なことにいつも注意を怠らないことが大切になります。