ATMについて

今や日常生活の必需品で、あまり意識することもなく利用しているATMですが、「Automated Teller Machine」の略字です。「Teller」という単語には「銀行の金銭出納係」の意味もあり、「現金自動預け入れ払い機」のこと。振込みや預金、残高の確認、新規定期預金の申し込み等、銀行窓口と同じような業務がこなせます。

オンラインシステムが発達した現在、ネットバンキングは時間に関係なく夜中でも取引ができて大変便利ですが、ただひとつ、パソコンの前に座っていても現金の振込みや引き出しは出来ません。しかしATMが使えれば、24時間365日キャッシュカード1枚で現金の出し入れができます。銀行が終了してしまっても夜中でも、24時間開いているコンビニへ行けばATMは動いています。これほど便利で心強いことはありませんね。

ATMが一般的に広まる前にはCD機(キャッシュ・ディスペンサー)というものがありました。これは現金の払い出しだけができる機械です。1965年にイギリスではじめて登場しました。日本には1969年に導入されましたが、はじめのころは1000円札10枚がまとめて一束で出てくるようなスタイルだったとか。今のように指定金額が1枚1枚出てくる方式は、1971年になって当時の三井銀行が初めて導入し、すぐに他の銀行にも広がりました。銀行が週休2日制だったために、週末にお金が引き出せないことに顧客の不満は強く、その対策として導入されたそうです。

コンビニエンスストア内に置かれたATMといえば、セブン銀行ですね。主な収益源がATMの利用手数料という新しいスタイルの銀行です。今やセブン銀行のATMはコンビニ最大手のセブンイレブンはもとより、駅、デパートやショッピングセンター、空港、高速道路のサービスエリア、病院など、生活が必要とするあらゆる場面に置かれており、他の金融機関のほとんどがセブン銀行と提携しています。セブン銀行のATMは全国に19000台以上あるそうです。

海外のATMは、日本のような高機能のものはあまり見られないとのことです。特にセブン銀行のATMは斜め横からATM画面が見えないような配慮がしてあったり、周りが確認できる防犯ミラーが設置されているなど様々な防犯対策がされています。高齢者や目の見えない人の為に、音声で取引ができるシステムもあります。

自分の口座のある銀行のATMの手数料は無料なことが多いですが、提携している銀行やコンビニのATMを使用する時は手数料が発生します。使わせてもらう使用料というわけです。この手数料は銀行によって違います。セブン銀行のATMは年間延べ6億人以上の人が利用している計算になるというのですから、その手数料だけでも十分採算があうのでしょうね。